ごく一般的な医療の場合、身体に起きたトラブルを、臓器などの部位ごとに対処していく傾向が強いが、ホリスティックアロマセラピーでは、部分ではなく、その人全体にアプローチします。つまり、食生活や心理に至るまで、幅広くサポートします。さらに自然にあるものを使って、本人の自然治癒力を高める研究が進められています。

例えば、病院に入院した場合、夜中に眠れない患者さんには鎮痛剤が投与されたりします。しかし、イギリスのある病院では、鎮痛剤を使わないことにしているそうです。鎮痛剤が効かない患者さんも少なくないのですが、ラベンダーオイルでトリートメントを行うと、多くの場合、健やかに眠れるというのです。

うまく使えば、アロマやトリートメントは、薬物以上に好ましい働きが得られることがあります。自然にあるものを有効に使い、本人が持っている治癒力を高める。これが一般医療との大きな違いであり、試験でも聞かれるところです。

薬草使いが魔法使いと呼ばれた理由

魔法と呼ばれた由縁は、観察の鋭さと、絶妙な配合にあります。

例えば、素人がハーブやアロマを試すとき、緊張をほぐしたいときにはラベンダーを使います。しかし、現代の魔法使いである一流のセラピストやハーバリストは、その効果を最大限にするために、あえて興奮系の精油を併せて用います。こうすることで、身体全体のバランスが偏ることなく、鎮痛作用を際立たせる結果が現れます。

また、一つでは弱い作用でも、上手く配合することで相乗効果が得られます。これを療法として使いこなせることが、プロフェッショナルに求められる資質なのです。

そのためには最低限の医学、科学知識が必要です。幸運なことに、昔は秘儀とされた技や知識が、誰でも簡単に学べる時代になりました。

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